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踵重心の問題点!後ろ重心が招く姿勢の問題について

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踵重心の問題点!後ろ重心が招く姿勢の問題について

日本人の男性にとても多い重心が「後ろ重心」となります。これはO脚を持つ人に多い重心であり、日本人の6~7割がこの重心ともいわれています。

今回は日本人に多いこの後ろ重心がもたらす姿勢の問題について紹介をします。
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靴から見る後ろ重心の姿勢

自分の重心がどうなっているのか。それは靴の裏を見れば一目瞭然です。靴は重心荷重がかかっている場所から真っ先に削れていきますのですぐに自分の重心が確認できます。検査による緊張が無い完全な自然体の重心が確認できます。気になる方はすぐに自分の靴底の削れ方を確認してみてください。
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踵が削れているなら後ろ重心が確定

後ろ重心の姿勢を取っている場合に削れる箇所は「踵」です。もしも靴の踵が削れている場合は「後ろ重心」となっていると思ってください。人間の身体の正しい重心位置は正中線上になりますが、足まで伸ばしてくると「土踏まず」の部分に降りてきます。

その為、つま先の面部分と踵の面部分が仲良く擦り減っているはずなのです。それがつま先部分に比べると踵の減りが早い、それも踵の面ではなく角が擦り減っている。これはもう完全に後ろ重心の証となります。ただ、日本人の男性は大体がこの靴の削れ肩をしているので自分がそうだったとしても余り気にする必要はありません。

後ろ重心が招く様々な姿勢の問題点

後ろ重心が何も問題を起こさないならそのままでも良いのですが、前重心に限らず後ろ重心も色々と身体に変化を与えます。後ろ重心をカバーする為に以下の代償作用が身体に起こります。

・股関節を屈曲する
・股関節屈曲に合わせて膝関節が屈曲する
・膝関節屈曲に合わせて足首が屈曲する
・つまり下半身が常に屈曲状態になる
・後ろ重心をカバーする為に胸椎が屈曲気味になる
・胸椎の屈曲をカバーする為に頸椎が過剰前弯気味になる
・後ろ重心の状態は既に骨盤が後方変位を起こしているケースが多い

後ろ重心になっている身体にはこれだけの「本来とはかけ離れた状態」が起こっています。これはもうとても正常とは言えない状況です。この状態が長期化すると徐々に身体には不定愁訴が起こり出します。

大きな疾患になる前に対処するのが大事

後ろ重心の身体に何が起こっているのかは前項で紹介した通りです。その状態を放置していると身体には様々な問題が起こります。

・変形性膝関節症(内側損傷)
・変形性股関節症(外旋固定)
・腰椎すべり症(胸腰移行部)
・脊柱管狭窄症(胸腰移行部)
・ギックリ腰
・椎間板ヘルニア
・坐骨神経痛

後ろ重心がきっかけとなって起こりうる疾患はざっと挙げてもこれぐらい出てきます。

後ろ重心の原因は鶏と卵の話になる

後ろ重心が何故起こったのか?それを厳密に調べるのは恐らく不可能です。複数の要因が絡み合っての現象であり、その現象に順番をつけるのが困難な為です。ですので、後ろ重心の姿勢を確認したからといって「根本原因は何だ?」と新犯人探しに時間を費やすのは止めましょう。

大切なのは主に二点。

・対処すべき要因の絞り込み
・要因に対する適切な対処

この二つなのです。
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後ろ重心の姿勢は骨盤矯正が早い

後ろ重心が起こっている身体には「骨盤矯正」がとても効果的です。後ろ重心の姿勢になっている人は大抵「骨盤の変位」が起こっています。それも違和感、痛みが有る方が後方変位を起こしているケースが多いです。骨盤は上半身と下半身を繋ぐ大切な「中継基地」です。ですのでまずはここを調整する事で上半身と下半身への足掛かりを作りましょう。骨盤に動きがついただけで下半身・上半身共に一気に関節の運動性が上がる事も珍しくありません。

重心位置とは生活習慣の轍のようなものです。今日やって明日治るものではありません。ですが最初の一歩として骨盤矯正はとても効果的ですので検討する価値は十分にあります。

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