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姿勢はリンパの流れに影響する!姿勢とリンパの関係

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姿勢はリンパの流れに影響する!姿勢とリンパの関係

姿勢が悪いとリンパの流れが悪くなる。姿勢が良いとリンパの流れが改善する。そうした特集が女性向けメディアでは良く取り上げられています。結論から言いますと姿勢が良いと確かにリンパの流れは良くなります。それは「姿勢が良い=より多くの筋肉が運動に参加しているから=筋肉ポンプがしっかり働いているから」という事なのです。姿勢の良し悪しは筋肉の使い方に大きく依存します。そしてリンパを含めた体液循環は往復のうちの復路に関しては筋肉の力を大きく借りています。

そこで今回は姿勢とリンパの関係について詳しく紹介していきます。

姿勢と体液循環は深い関係にある

まず初めに、リンパを含めた体液循環は「姿勢」と深い関係にある事を理解しましょう。大前提として体液循環の基本は「心臓」です。心臓から拍出される血液は大動脈を経由して全身の抹消組織へと血液を運びます。全身の細胞は血液から酸素と栄養を補給して、一方で細胞内にたまっている代謝産物を血液に受け渡し、組織を新鮮に保っています。ここまでが往復のうちの「往路」にあたります。

そして問題は「復路」です。心臓からの拍出圧力は片道に関しては力強く働きますが、帰り道に関してはそうはいきません。往路は頭部を除くと重力に従って降りていくだけなので比較的スムーズですが、復路は重力に逆らって戻らなくてはならないからです。そこで強力なサポート役となるのが「筋肉」です。筋肉の収縮によって血管を圧迫し復路の圧力を作り出します。

つまり体液循環をスムーズにするには筋肉の助けが必要であり、更にはより多くの筋肉が運動に参加する為には「姿勢」が重要になります。姿勢が良ければリンパの流れが良くなるとはこういう仕組みなのです。

リンパは血液以上に筋肉頼り

リンパ液は体液の中では静脈に近い存在です。リンパ管という独自のルートを持っていますがとても薄い管で動脈の様に単独で体液を流すだけの圧を作り出すことができません。基本的には筋肉の収縮に挟み込まれる形で「押し出されて戻る」仕組みになっています。その為、静脈とリンパ管には「逆流防止弁」が備わっており、押し出されたリンパ液が戻らずに留まれる仕組みになっています。

つまり、リンパ液の運搬は基本的に「筋肉ポンプありき」での設計となっているのです。それはすなわち「姿勢とリンパ」の関係は密接だという事です。

人間は本来の姿勢でこそ輝く設計となっている

リンパは筋肉ポンプによって心臓へと戻る事ができる。そして筋肉ポンプが働くにはより多くの筋肉が運動へ参加しなくてはいけない。更にはより多くの筋肉が運動に参加する為には「あるべき姿勢」を常にしておくことが重要となる。この事からもわかるように、人間は「本来の姿勢」で生きてこそ「本来の生命力」を発揮できる設計になっています。どの筋肉が大事か、どんな運動が最適か、といった細かい方法論は実は重要ではありません。一番大切なのは「良い姿勢」を保ち、より多くの筋肉が日常の生活の中で活動するように自分をコントロールできるかどうかです。

人間の身体は血液循環が基本です。そしてそこにはリンパを含めた体液循環も含まれます。その生命の基本となる仕組みをより効果的に機能させる為には「良い姿勢を保ち、日々の生活を送る」という事が大切なのです。

良い姿勢がリンパを含めた体液循環を促し、効率的な体液循環は更に姿勢と健康を促進させてくれます。いわば両者はクルマの両輪のようなものなのです。