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どう使うべきか!姿勢矯正グッズを考察する

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どう使うべきか!姿勢矯正グッズを考察する

姿勢矯正をするならこれ!という姿勢矯正を謳った健康グッズが多数販売されています。ですが、どの道具にしても姿勢を掘り下げて考えられたものではなく、歪んだ姿勢を本来の姿勢に戻すことを目的にしたものばかりです。

姿勢矯正の前に「姿勢」というものを学ばなくては本当に必要な姿勢矯正には辿り着けません。

今回は世に溢れている姿勢矯正グッズについて解説をしてきます。

身に着ける姿勢矯正はコルセットと同じ

代表的な姿勢矯正具は「コルセット」です。知っている人は少ないですがコルセットは元々「腰のクビレ」を強制的に作る為の姿勢矯正具が始まりです。中世ヨーロッパにおける固定装具が始まりなのです。

その名残は医療器具となった今でも変わっていません。痛めた腰の固定装具として使われるコルセット、そして姿勢矯正グッズとして販売されている「肩甲骨矯正コルセット」「腰椎矯正コルセット」「肋骨矯正コルセット」が現代でも活躍中です。

いずれの場合も「身体に強い圧力をかけて形を強制する」ものとなります。ですので装着している間は綺麗な姿勢を維持できます。ただ外せば元に戻るものが殆どです。

何故なら姿勢を作る肝心の筋肉が全く神経促通されていないからです。コルセット系はあくまで「外圧で固定する装具」という事を忘れないようにしましょう。身体は教育されません。

履く姿勢矯正具は重心が崩れるリスクがある

靴の中に入れて足から姿勢矯正するインソールタイプの道具もあります。女性の美しい姿勢を作り上げる役割がある物が多いです。特にヒールでの立ち姿が美しくなります。モデルさんやCAさん等がその代表例です。

このタイプの姿勢矯正は「美しく見える姿勢」を目的地にした姿勢矯正具であって「健康な本来の姿勢」への矯正を目的にしたものではありません。

女性の美しく見える立ち姿は「脊椎に負担がかかる姿勢」であることが殆どです。立ち仕事の女性に腰痛や肩こりが多いのはそれが理由です。

正しい姿勢は美しい姿勢、という謳い文句はあくまでキャッチコピーであって女性の場合は全く当てはまりません。女性らしく見える、美しい立ち姿を実現する姿勢矯正具は身体にとっては望ましくない姿勢を実現する事があるという事を忘れない様にしましょう。

女性の象徴でもあるピンヒールは腰と脹脛に大きな負担を強います。女性の多くが浮腫みと腰痛に悩むのはそういう事なのです。

座布団型の姿勢矯正具は優しい座り方にならない

骨盤の姿勢矯正具として「座布団型」「クッション型」が流行っています。椅子において座るだけで姿勢矯正が実現するというとてもお手軽な姿勢矯正具です。

ですが、基本的に「座る」という事を深く掘り下げた商品はありません。殆どが従来の椅子を前提に開発された姿勢矯正具です。

これは「骨盤矯正」だけに焦点をあてているからです。確かに坐骨結節に接触する事によって左右の骨盤の歪みには効果が期待できますが、その一方で股関節には大きな負担をもたらす設計になっています。

これは姿勢矯正具が悪いという訳ではなく、椅子と一緒に使う事で「座る」という行為がもたらす悪影響に拍車が掛かってしまう事で起こる弊害と言えるでしょう。

お手軽姿勢矯正具は姿勢を点で見ているものが殆ど

姿勢は骨盤だけで成り立つものではありません。肩甲骨だけで成り立つものでもありません。足首から首まで全身のバランスで成り立つものです。

その大前提を考慮せずに「骨盤だけ」「肩甲骨だけ」「腰椎だけ」「足底」だけにターゲットを絞った姿勢矯正具を開発すると「その部分」は整うけれど「全体として崩れる」という本末転倒な事態が起こります。

ですので、姿勢矯正具を使う場合は必ず「自分の現在の姿勢」を理解した上で「ポイント補強する」目的で選んで使うようにしましょう。

「全身の姿勢矯正」は1つの矯正具で達成するのは不可能です。