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骨盤の形で姿勢が見える!骨盤と姿勢の関係について

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骨盤の形で姿勢が見える!骨盤と姿勢の関係について

骨盤は姿勢の形を決める要ともいえる骨格です。上半身の重量を股関節と共に受け止める「つなぎ目」としての役割を担っています。もともとは不動関節と呼ばれ、動く事は無いから股関節に比べて重要性は低いとされてきた骨盤ですが、今ではすっかり「可動関節」として認識されるようになりました。その結果、姿勢に関しても重要な役割を果たす部位だと今では受け止められています。

今回はそんな骨盤と姿勢の関係について紹介していきます。

骨盤は姿勢の土台となる

骨盤は姿勢の土台となる骨格です。頭部・上腕・胸郭・脊椎の重みを骨盤がどっしりと受け止め、下肢の股関節へと繋ぎます。この骨盤が無くては股関節が押し寄せる負担に耐え切れず直立姿勢を維持する事は困難になっていたでしょう。そんな重要な骨盤ですが、昔は「動かない不動関節」とされ、今は「動く可動関節」とされています。他の関節の様に大きう動く事は無いのですが、わずかに動き押し寄せる重量を捌いているのです。

その骨盤がうまく上半身の重みを捌けなくなった時、後方変位(PI)か前方変位(AS)へと固定を起こします。そしてそれぞれの変位に沿って特徴的な姿勢の歪みが表れてきます。

骨盤前傾AS変位はでっちりと反り腰

骨盤が前方変位を起こした時、身体に起こる姿勢の変化は主に「でっちり」か「反り腰」です。骨盤が前方へ傾く事によって腹筋群が伸ばされてしまい腹圧が正面から抜けていきます。その結果として重心点は前方へ移動し、腰椎は過剰前弯が掛かり、それを止めようと背筋は常に緊張状態へと入り拘縮します。これが生活の中で起これば「でっちり」であり、姿勢を意識し過ぎて起こしていたら「反り腰」という訳です。

骨盤後傾PI変位は猫背と巻き肩

一方の骨盤の後傾が起こった場合は前傾とは正反対の状況が起こります。腰椎が後弯し腹筋は緊張状態となり、一方の脊柱起立筋はストレッチがかかり弛緩していきます。腰椎の後弯は胸椎の後弯まで呼び込み、脊椎は弓の様にしなり重心点は後方へ移動、背中は丸まり頭は前方へと倒れこむという状況です。これは典型的な猫背、巻き肩の骨格です。

また骨盤後傾は膝の屈曲、股関節の屈曲も起こしますので、日本人に多いO脚型の体型とも言えるでしょう。実際、サラリーマンとなっている男性の多くは左右いずれかが後方変位を起こしており、更にはO脚となっているケースが非常に多いです。

一番大事なのは生活習慣にメスを入れること

このように骨盤の歪みからその人の姿勢の歪みがある程度推定する事ができます。実際に多いのはとにかく後方変位です。これはデスクワークが多い、更には足を組む癖を持っている人が多い、足を組むのは常に片方だけ、といった生活習慣が根付いているからです。つまり骨盤の歪みからくる姿勢の歪みとは結局のところ生活の中にある「歪みを生む習慣」が生み出しているものだという事です。

では骨盤の歪み、姿勢の歪みはどのようにして改善していけば良いのか?即効性を重視するなら「専門家」による骨盤矯正を受けるのが一番ですが、それでは骨盤を歪ませた原因がそのままなので、せっかく改善したのに再び原因の中に戻る形になってしまいます。これでは姿勢の歪みが再発するのは当然です。そこで専門家による骨盤矯正を受けると同時に、生活の中に潜む「歪みを生む習慣」を1つでもいいので見つけ出して修正する。そうした小さな変化を生活に取り込むようにしてください。少しずつではありますが、必ず姿勢の歪みは小さくなっていくはずです。