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ここをチェック!姿勢の歪みを観察するポイントについて

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ここをチェック!姿勢の歪みを観察するポイントについて

町を歩けば「姿勢改善」「姿勢分析」といった広告を良く目にします。実際、姿勢の歪みは専門家にしかわからない、専門家に任せるべきと考えている人も多いです。ですが、姿勢の分析・観察はちょっとしたコツとポイントを理解すれば誰にでもできる事なのです。難しいのはその後の処置の話です。歪んだ姿勢に対するアプローチは確かに専門家でないと難しいことが多過ぎます。

そこで今回は誰でも姿勢分析・観察ができるようになるポイントに焦点をあてて紹介します。

後ろから姿勢を観察・分析する時のポイント

姿勢を分析するときには「後方から対象者を見る場合」と「側方から対象者を見る場合」の二つのパターンが代表的です。まずは対象者が「立位(立っている姿勢)」の状態にあり、それを観察者が後方から見た時の姿勢観察のポイントから紹介します。

・耳の高さ:耳たぶの下部が左右同じになっているか
・肩の高さ:肩峰の高さが左右同じになっているか
・腰骨(腸骨稜)の高さ:腸骨稜の高さが左右同じになっているか
・膝の開き:膝頭が左右で閉じられているか
・下腿三頭筋の左右差:ふくらはぎの張りは左右均等に近いか

このポイントが2~3個ズレていた場合、姿勢は歪みを生じていると判断して良いでしょう。よく1つのズレがあっただけで「姿勢が歪んでいる!」と判断をする専門家もいますが、それは誤差の範囲です。人間のホメオスタシス(恒常性維持能力)は常に一定の範囲を上下振幅しています。ですので多少のズレは人間が外からアプローチする必要はありません。

側方から姿勢を観察・分析する時のポイント

次に側方から対象者の姿勢を観察する場合のポイントです。側方からの姿勢観察の場合は後方からの場合と異なり対象者は柱や壁に背中をつけて行います。

・対象者は柱・壁に「足首・臀部・背中・後頭部」をつける
・壁と腰の間の開きを見る:腰椎の前弯の程度を見る
・壁と首の間の開きを見る:頸椎の前弯の程度を見る
・壁と下肢の間の開きを見る:でっちり・反り腰の状態を見る

側面からの姿勢観察の場合は主に「脊椎のS字カーブ」を観察・分析する事が目的となります。後方からの姿勢観察の場合は身体の左右の傾き=骨格の歪み~筋バランスの歪み等を確認する事が目的となるので、側方と後方では少し目的が異なってきます。ですので、どちらか一方で姿勢の観察を終えるのではなく両方を並行して行う形が理想的です。

姿勢の歪みを観察するのは簡単。大切なのは対処する事

姿勢の歪みを観察、分析する事は非常に簡単です。「後方からの観察」と「側方からの観察」を併用すればどの程度の姿勢の歪みが生じているのかはすぐにわかります。ですが、大変なのはその先です。その姿勢の歪みに対してどのようなアプローチをする事で観察された姿勢の歪みが改善されるのか。その答えを紐解くには豊富な臨床経験が必要となります。

ですので、誰にでもできるのは「姿勢の観察と分析」までであって、その先の「歪みへの対処」に関しては専門家の力を借りる事が必要になると覚えておきましょう。アプローチできないからといって姿勢の観察や分析に価値が無い訳ではありません。姿勢の関節・分析はそれ自体が未病の段階での発見が容易になりますので、健康維持の為の早期対処が可能となる大切な検査です。