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子供の姿勢を守る!椅子の選択と子供の姿勢について

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子供の姿勢を守る!椅子の選択と子供の姿勢について

最近、非常に姿勢が悪い子供が増えています。今までは小学校に入学後の姿勢であったり中高生の姿勢の悪さが問題にされていましたが、今の時代は就学前の保育園児や幼稚園児の姿勢の悪さが問題になっています。これは3歳からの保育・教育開始が当たり前、場合によっては0歳から開始となっている風潮が根幹に潜んでいます。

早期教育は悪い事では無いのですが「椅子に座る」という行為が早期化・長時間化する事によって子供の姿勢が犠牲になっています。この流れは今後も変わらないでしょうから、その風潮の中でも「子供の姿勢を守る」為にできる事、特に椅子に関しての紹介を今回はしていきます。

従来の椅子は子供にはふさわしくない

従来の椅子、一般的な椅子というものは「身体を固める」事は得意ですが「柔軟な体を守る」事は苦手です。開発意図がそもそもそこにありません。「座った瞬間の快適さ」であったり「机の上での作業性」が優先事項となっています。

そして一番の問題点は「5分~10分の休憩を挟み、45分~50分間座り続ける」という前提に沿って開発されていないという事です。あくまで「学習する快適さ、効率性」を重視しています。だから生活の中に椅子が入り出した途端、子供の柔軟な体はどんどん固くなっていくのです。本来ならもっと子供の生まれ持った柔軟性を守る椅子が開発されるべきでしょう。

立腰教育も良いがまずは椅子から

今、子供の姿勢を守ろうという取り組みとして「立腰」という概念を導入している保育園や幼稚園が出始めています。「背筋を伸ばそう」というものです。これが子供の姿勢の悪化に拍車をかけています。そもそも「椅子」で立腰という姿勢が不自然だからです。

人間の身体の構造上、椅子に座った状態で「立腰」をすれば腰ではなく胸が反らされてしまうので子供は背中を痛めてしまいます。立腰を子供に伝える為にはまず「立腰が可能な椅子」を準備する事から始める必要があるのです。

立腰を可能にする椅子「バランスチェア」

立腰という言葉は日本で生まれた姿勢の言葉ですが、この立腰を可能にする椅子を開発したのは日本ではなくノルウェーでした。「バランスチェア」と呼ばれるシリーズです。

「エルゴノミクス(人間工学)」と呼ばれる概念に基づき開発されたバランスチェアシリーズは子供の立腰を自然に可能とする優れた椅子です。立腰教育に賛同する保護者の方はこのバランスチェアシリーズの椅子を選ぶべきでしょう。

たった30度の傾斜が子供の姿勢を救う

このバランスチェアは何も特別な事をしている訳ではありません。本質的には「股関節の屈曲角度を30度減らしただけ」です。それがより自然な座り方には大きなポイントになるのです。

より立ち姿勢に近い座り姿勢を作り出す事で、座る事によって負担の掛かっていた部分がかなり解放されます。人間にとっては座る行為はとても負担の大きな姿勢なのです。この30度という角度が今から育っていく世代の身体を救ってくれるのです。

日本でも同タイプの椅子が開発され出している

このバランスチェア、非常に優れた椅子なのですが唯一のネックが「金額」でした。ノルウェーのバランスチェアは材質に非常に拘っており「数万円」はする高額商品なのです。

幾ら子供に良いとはいえ椅子に数万円は敷居が高い話です。ですので日本での普及は中々進んでいませんでしたが、今は国産メーカーも同タイプの椅子を開発・販売しています。そちらは数千円からの商品があるので、子供の姿勢を守る椅子を探している保護者の方は是非検討してみてください。