姿勢.com

姿勢.com

心と姿勢は繋がっている!うつ病と姿勢の繋がり

約 4 分
心と姿勢は繋がっている!うつ病と姿勢の繋がり

姿勢とうつ病は繋がっている。これは精神医学、心療内科の領域では昔から言われ続けてきた事です。姿勢とは何も背中の伸びだけに限るものではありません。表情や振る舞い全ての所作も含めた姿勢が「生きる姿勢」そのものとなります。

そこで今回はうつ病と姿勢についての紹介をします。

うつ病の患者さんは「巻き肩」「猫背」が多い

うつ病に悩む患者さんの姿勢は基本的に「巻き肩」「猫背」が多いです。これは自信の無さをそのまま表しています。基本的に「うつ」を患う患者さんは成功体験が乏しく、褒められるという経験も少ない事が多いです。つまり「自分に自信が持てない」環境で生きてきたケースが多いのです。あるいは自分にとっては自信があった事なのに周囲からは全く逆の評価を受けてしまったといった経験なども影響します。

自分の価値基準に自信が持てなくなった結果、前を向いて歩く事が出来ずに徐々に「巻き肩」になっていくのです。上腕の使い過ぎによる巻き肩が多い時代ですが、鬱の場合は使い過ぎでは無く「心」の状態から生まれる巻き肩になります。

心の状態がそのまま姿勢に出てきている

鬱に悩む人の多くは足元を見ながら歩きます。自分の中に確固たる軸が無い為に堂々と歩く事ができないからです。良く言えば控えめに、悪く言えば周囲の様子を常にうかがう様な振る舞いが目立ちます。自分で自分を評価していないとこうなるケースが多いです。周囲の評価が自分の評価となると鬱の状態では周囲の評価は高くなりませんからいつまで経っても自分で自分を認める事すらできない悪循環になります。それがそのまま姿勢になって表れているのです。

姿勢を正して自分を変えるのは確かにアリ

姿勢を通して鬱を克服しようという流れがあります。まずは見た目から帰る。その第一歩として姿勢を変える。そうすると周囲の見方が変わってくる。更には他人からの反応が変わってくる。今までとは違う前向きな周囲の反応を見て自分自身に自信を持つやり方。

自己啓発系に多い方法なのですが、認知行動療法の1つの形としても良く実践されるものです。他人の反応から自分を変えていく形です。これは時に効果的ですが、あくまで他人の反応で自分を変えていく形の為に、期待通りの反応が出なかった場合に心が折れやすくなります。土台が不安定な状態で取り組むので少しリスクが高いのです。

小さな自信を積み重ねて姿勢を自然と変えていく

こちらが王道とされる方法です。自分の中で小さな成功体験を積み上げる事で自信をつけ、それが表情や姿勢へと繋がっていく。変わっていく本人を見て周囲が反応を変えていく。自分を変えて周囲の反応を変える方法に比べて、自然と変わっていく自分で周囲を変えていく形なのでとても自然です。思わぬ反応が出たとしても自分自身の中に積み重ねたものがある場合は心が折れません。軸が通っているからです。

姿勢は心のバロメーターとしてとても優秀である

姿勢は心のバロメーターとしてとても優秀なものです。自信のある人に猫背や巻き肩はいません。そのような人がいたとしたら「自信があるように振舞っている」だけです。つまり自分を偽って周囲からの反応を待っている状態です。それに比べて本当に自信が漲っている人は堂々としています。周囲の反応に期待をせず、自分自身を信じて行動するタイプです。これは常に姿勢に1本筋が通っています。

うつ病の場合は自分で自分を認めていない為にどうしても俯きがちです。ですが自分で自信を持てるようになれば自然と顎は上がってきます。うつ病の場合は姿勢という形から入るよりも、手元で小さな成功体験を重ねて、自然と背筋が伸びていくようなアプローチをする事が結果的に姿勢を整え、心を整え、鬱を克服するようになるでしょう。