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意識改革が重要!反り腰の治し方

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意識改革が重要!反り腰の治し方

若い女性に非常に多い姿勢が「反り腰」です。同じタイプの姿勢には「でっちり」がありますが、肥満体系の人に目立つ「でっちり」に対して反り腰は「やせ型」の体系をした女性に多いのが特徴です。

女性に多い反り腰ですが、男性にも同様の姿勢をしている人はいます。男性の場合は「現場仕事」をしている人に反り腰の傾向が見られます。これは介護で患者さんの扱いや土木で資材の上げ下げをする際に「腰を支点にして持ち上げる」動作が癖になっている人に多いです。

背中が後方へ反っている「反り腰」

反り腰は「でっちり」に近い姿勢ですが、こちらは腰椎の過剰前弯ではなく胸椎の過剰後弯が原因で起こる姿勢です。腰椎の前弯も起こっていますが張力の働く箇所が「でっちり」とは根本的に異なります。この姿勢の人は生活の中で背中に痛みを感じる事が多いです。特に背中を伸ばした時に痛みを感じます。

これは本来左右回旋と前方への屈曲を役割としている胸椎に「伸展」という本来の役割とは異なる仕事をさせようとする事から起こるものです。「背筋を伸ばす」という言葉を「背中を伸ばす」と受け止めた人に多くみられる姿勢です。脊椎を使った前後屈伸運動を「胸椎」で行おうとする意識が働く為に椎骨を痛める可能性が高くなります。

特に胸腰移行部と呼ばれる胸椎10番~12番の間で痛めやすくなります。このタイプは介護や土木の現場などの「力仕事」を行う人に多くみられます。

女性の場合はお腹を突き出す意識が起こす反り腰が多い

モデルさんやCAさん等の「人に見られる事を意識する」と同時に「歩く姿」が肝になる職業の女性の場合、「でっちり」に近い形の反り腰が起こるケースが多いです。これは腹圧が抜けている訳ではないものの、お腹をしっかりと突き出し、背筋を伸ばす事を「強く意識し過ぎた」事によって起こる派生型の反り腰です。「でっちり」と「反り腰」の中間の姿勢と言えます。

この場合は「腰を反らす意識」が抜けきれておらず慢性的な腰痛を抱えているケースが非常に多いです。常に脊柱起立筋が随意的に収縮させられており人工的に骨盤も前方変位の状態になるのです。気持ちが前に出過ぎてしまっているのです。

反り腰を治すには姿勢の捉え方を改めるのが早い

男性の反り腰の場合は職業上の身体の使い方が原因となります。ですので身体の使い方を「腰を支点とした形」から「足を含めた全身を梃子にする」という形に改めるだけで大部分が改善されます。

女性の場合は「背筋をピンと張る!お腹を前に突き出す!」という強い美意識を少し控えめにして「膝をしっかり伸ばす」という部分に気持ちを切り替えると反り腰は改善していきます。女性の反り腰は「S字カーブ」だけで美しい姿勢を作ろうとしているのが問題なだけなのです。そうではなくて「膝関節」と「股関節」をしっかりと伸展させる事でS字カーブをより自然に作り出せるようにする。その延長で自然とお腹は前方へ引かれ背筋は伸び、自分が望んでいた良い姿勢が「反り腰」を起こすことなく手に入るのです。

若い女性の反り腰は病気でも何でもなく「ほんの少し前のめりになった気持ち」であることが殆どです。ですので「姿勢」をもっと自分の中でかみ砕いて身体に優しい形で良い姿勢を追求しましょう。反り腰を改善させるのは「取り組み」より「意識改革」の方が確実なのです。